石油資源開発は顧客被災で仙台地区への天然ガス供給を停止。パイプラインは太平洋側も損傷確認されず【震災関連速報】

石油資源開発は顧客被災で仙台地区への天然ガス供給を停止。パイプラインは太平洋側も損傷確認されず【震災関連速報】

原油・天然ガスの開発生産と事業者向け天然ガス供給事業を手掛ける石油資源開発は、震災の被害が大きかった仙台地区への天然ガス供給を停止した。また、仙台の事務所建屋が損傷する被害を受けた。ただし、北海道や秋田などにある原油・天然ガス田は通常通りに操業。自前のパイプライン網も損傷等の被害は確認されておらず、経営への影響は限られる。

同社は北海道や秋田、山形、新潟で原油・天然ガス田を操業。新潟にはLNG(液化天然ガス)の輸入受入基地も持ち、自社で開発生産した天然ガスや輸入ガスを自前のパイプライン網を通じて、都市ガス事業者や工場などの需要家に供給している。パイプライン網は北海道と日本海側(秋田・小松間)のほか、新潟から宮城県の白石を経由して、太平洋側でも北は仙台、南は福島までつながっている。

仙台地区では地元都市ガス会社や火力発電所、自動車、電機、飲料などの工場に天然ガスを供給しているが、こうした地域の需要家が震災で被害を受けたため、白石-仙台ルートでの天然ガス供給をいったん停止。また、今回の地震と津波で、宮城県仙台新港にあるパイプライン中継地点の有人事務所の建屋が損傷した。

しかし、原油・天然ガスの操業現場に被害はなく、地震後も通常の生産活動を継続。心配されたパイプラインに関しては、北海道、日本海側だけでなく、地震の大きかった太平洋側でも損傷等の被害は確認されていないという。白石-仙台間はパイプラインの入念な安全確認作業を行い、顧客の復旧に応じてすぐに供給が再開できるようにする。

(渡辺 清治 =東洋経済オンライン)

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