沢井製薬は被災した仙台支店の早期再開へ【震災関連速報】
沢井製薬は、東日本巨大地震で被災した仙台支店(仙台市太白区)の臨時事務所を確保して、同支店が管轄する東北エリアでの業務を再開する予定だ。千葉・茂原の関東工場は、地震発生時に停電したものの設備機器の損壊はなく、現在は復旧している。
同社は生産拠点として福岡の九州工場、兵庫の三田工場、大阪工場と関東工場を擁している。関東工場の早期復旧で全社的な生産体制そのものには、影響はない模様。今後は計画停電など電力供給の状況によって、関東工場の創業に影響が出る可能性がある。
製品については工場や物流業務委託先の物流センター、医薬品卸・販売会社に一定の在庫がある。しかし東日本での物流は、道路の損傷やガソリン不足で混乱していることから「被災地域を中心に納品が遅れる恐れがある」(沢井製薬)。仙台支店の業務再開については、直接の被災地であることから「できる限り早く」(同)行う意向だ。
(鶴見 昌憲 =東洋経済オンライン)
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