東大「逆転合格した人」に共通する、なるほどな動機 周囲の反対を押し切る「わがままさ」が必要

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いかがでしょうか。ちょっと脱線しますが、桜木先生というキャラクターはなかなか言っちゃいけないようなことをどストレートに語ってくれることがいいところですよね。「馬車馬になりたくなかったら勉強しろ」だなんて、なかなかストレートには言えないことです。

でも、確かにそうなんですよね。自分の頭で考えて行動できるようになるためには、勉強が不可欠なのです。

福沢諭吉「学問のすすめ」の真意

福沢諭吉は『学問のすすめ』で「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」といいました。「人間は平等だよね」という意味ですが、この一説ばかりが有名になってしまった結果、福沢諭吉の真意がわかっていない人も多い印象を受けます。

この一説の後、学問のすすめでは「平等に生まれるけれど、勉強をしている人間が上に立ち、勉強していないと下に行ってしまう」という話につながっていくのです。つまり、言いたかったのは、「勉強している人間が人を扱う立場になり、勉強していない人間は人から使われる立場になってしまう。だから、勉強しよう!」ということなのです。

逆転合格する東大生に共通の要素である「自由になりたい」というモチベーションは、まさにこの話なのです。人間は、勉強すればするほど、自由になっていきます。

例えば、頑張っていい大学に入って会社で管理職になれば、人を動かす職業になります。逆にいつまでも成長しない人は「この人には、人を動かすことはできない」と判断されて、部下を持つことができないでしょう。上の立場になればなるほど、自分の裁量が増えていくわけです。

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