真心ブラザーズ「自分に優しく、甘く」哲学の真髄 何でも受け入れるというか、多少嫌でもやる(笑)

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──街の空気を感じながら飲むのはいいですよね。今回のアルバムジャケットは、移り変わる渋谷の「今日」を捉えていますね。

『TODAY』/Do Thing Recordings/日本コロムビア

YO-KINGが6曲、桜井秀俊が4曲を作詞・作曲。テレビ東京『種から植えるTV』のテーマソング「白い紙飛行機」も収録。レコーディングメンバーは、伊藤大地さん(Dr)、奥野真哉さん(Key/ソウル・フラワー・ユニオン)、サンコンJr.さん(Dr/ウルフルズ)などが参加。息の合ったセッションも聴きどころ。3300円(税込・10月26日発売)

“都市の寂寥”を表現

YO-KING:“都市の寂寥”というか、諦めの中にある力強さや希望を表現しました。それでもここで生きていくっていうね。僕は東京生まれなので、ずっとこの環境で暮らしていて、周囲から「都市生活は疲れない?」って言われることもあるのですが、それを感じたことはなくて。

アスファルトで埋められた場所がデフォルトで、公園などに行かないと土を踏むことができない環境にいたから、都会が普通なんですよ。もちろんツアーなどで全国各地を周って、それぞれに素晴らしさを感じますが、それで東京を離れたいと思ったこともないし。そういう自然な気持ちが現れたジャケットです。

──東京で好きな場所はありますか?

YO-KING:楽曲にもありますが“土手”ですかね。東京はアスファルトばかりなので、意識的に土を感じられる場所に惹かれるのかも。だから、散歩はよくしていてほかの人よりも歩いている自信はある。靴やブーツも大好きですから。

──ちなみに靴は何足くらい持っていますか?

YO-KING:100足はあるかな? ほとんど1990年代に買ったものなんですけど。今はそれを履いてはインスタ(@yokinghonnin)にアップしています。

──さっそくチェックします! 桜井さんはファッションにこだわりはありますか?

桜井:今日は撮影があるから、マネージャーにちゃんとしたものを着なさいと言われ、以前買ってきてもらったシャツです(笑)。ファッションに関しては「清潔感」を大切にしています。50代は放っておくと汚く見えてしまうので(苦笑)。

(写真:トヨダリョウ)
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