gumi、何を読み間違えたらこうなるのか

上場3カ月足らずで失速した理由は?

一方で、海外拠点の拡充に伴う開発費(人件費・外注費)も、前四半期比で5億円増加。広告宣伝費と開発費の増加に加え、ブレフロをはじめとする売り上げ面での計画未達が重なり、14年度中間決算の営業利益11.6億円から第3四半期累計では4.2億円へと急縮小。中間期の好業績から一転、通期で4億円の営業赤字見通しに変更した。

昨年12月のインタビューで國光社長は「今の目標はモバイルゲームで世界一になること」と話していた(撮影:今井康一)

来期の見通しについて川本CFOは、「配信開始から2年を迎えたブレフロを楽観視していない。コンサバティブな前提で計画を作ることになると思う」と述べた。

新作ゲームのパイプラインは18本と豊富で、来期にかけて順次配信を予定しているという。今後は売上高に占める広告宣伝費を15%に抑え、縮小が続くブラウザゲームの人員整理も進める方針だ。

「打つべき手立てはすべて見えている」

当面の運転資金として1月30日に30億円を銀行から借り入れている。その分を差し引いても2015年1月末時点で手元には約160億円の現預金があるものの、これらはあくまで海外拠点の開設をはじめとする成長投資に振り向ける方針だという。

3月10日の説明会で、あるアナリストが「今回の下方修正は予算管理に問題があったのでは」と質問すると、國光社長は「計画の立て方に課題があったのかもしれないが、打つべき手立てはすべて見えている。収益を向上させて株主のみなさまに一日も早く報いたい」と理解を求めた。

そのためには、赤字体質からの脱却を実際の数字で示すしかない。いずれにしても、下方修正ショックの度合いが大きかっただけに、株式市場からの信頼を取り戻すためには時間がかかりそうだ。

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