コンサルは我が世の春!なぜこんなにモテるのか 独走アクセンチュア、精鋭のマッキンゼーやBCG

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コンサル、弁護士、税理士・・・・・・秀才たちのヒエラルキーはかつてとは様変わりしている

「他社の半分か3分の1くらいの金額を提示してくる。戦略系の案件を安く取って、IT系の案件につなげる。ITのほうが人と時間がかかって稼ぎやすいから」

4大会計事務所「ビッグ4」の一角に勤めていた、ある20代後半の若手コンサルタントは振り返る。競合相手を驚かすほど破格の安値を提示したのは、今をときめくコンサルティング会社のアクセンチュアだ。上流の戦略系から下流のIT系まで、一気通貫でそろっていることが武器の総合系コンサルである。 

戦略でつかんだクライアントはシステムの開発やアプリのデザインの受注へとつなげていく。ここでアクセンチュアの「規模のメリット」がいきてくる。それだけアクセンチュアの拡大志向は際立っている。世界ベースで2022年8月期は売上高615億ドル(前期比21.9%増)、純益69.9憶ドル(同16.7%増)と好調。34億ドルを投資し、38件のM&Aを実施した。

10月31日(月)発売の週刊東洋経済11月5日号では、「秀才たちの新ヒエラルキー 高揚するコンサル、したたかな弁護士、黄昏の税理士」を特集。今や並み居る士業を上回る待遇を得たコンサル業界に、弁護士や公認会計士、税理士たちが参入。激突する現状を描いている。

東大・京大・早慶での人気はトップか2位

日本でもコンサル首位のアクセンチュアは、人員が2012年の4900人から2022年の1.9万人へと4倍近く拡大。全世界では71万人超だが、日本でも新卒・中途を含め、毎年1000人以上を採用している。戦略系コンサルのマッキンゼー・アンド・カンパニーやボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が1000人から数百人だから、いかに大きいかわかる。会計ビッグ4のどのグループより人数が多い。

週刊東洋経済 2022年11/5号(10月31日発売)では「秀才たちの新ヒエラルキー 高揚するコンサル したたかな弁護士 黄昏の税理士」を特集。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら、バックナンバー常備店はこちら

特にシステム開発において、アクセンチュアは、外注には頼らず、自前の部隊が売りだ。自社の社員が顧客の元へと常駐し、実装まで現場で“伴奏”する。

一方、「量より質」を標榜していたマッキンゼーやBCGも、ここ数年は急速な勢いで人員を採用。かつて新卒市場では、上からゴールドマン・サックス、マッキンゼー、BCG、アクセンチュアの順で給与が高く、上から順に学生が志望するといわれたが、今日ではその序列も崩れているという。東京大学や京都大学、早稲田・慶応義塾などの最難関大学では、学生からの注目企業として、アクセンチュアはトップあるいは2位にランクインしている。

報酬も高い。非上場企業のデータはないが、上場企業の平均年収でつねに上位にいるのはコンサル会社だ。最新の『会社四季報』2022年秋号では、全上場企業の1位がM&Aキャピタルパートナーズで、平均年収は約2688万円だった。

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