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森脇健児が大ブレークからの挫折経て掴んだ天職 「余計なことをせず、素直に、謙虚に、コツコツと」

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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小学生時代に「お笑い芸人になる」と決め、中学生時代には学園祭で一人漫談をやって客席を満席にしたこともあった。

「芸能人になるのなら『インターハイに出場した』という経歴は強い武器になると思いました。だから、高校では意地でもインターハイに出場するつもりでした」

森脇さんは実際にインターハイに出場し100メートル11秒2という好タイムを出した。

高校のクラスにはさまざまなスペシャリストが集まっていた。

そんなクラスメイトから、水泳選手にバタフライを習ったり、柔道選手に柔道を習って黒帯を取ったりした。それももちろん将来の芸能生活のためだった。

(写真:筆者撮影)

「高校時代は陸上の練習漬けの日々でしたが、お笑いの活動も始めていました。学校の弁論大会で漫談をやったり、島田紳助さんのラジオに素人で出演したり……。ただプロのお笑い芸人になるなら、誰かの弟子にならないといけないな、と考えてました。

そんなときに、松竹芸能が初のタレントオーディションをやると聞きつけました」

高校2年の冬、受けてみたところ書類審査が通ったと連絡がきた。

ただ面接の予定日には、陸上部の練習があるから行くのは難しかった。

「そしたら、たまたま雨が振って練習中止になったんです。高校3年間のうち、雨がふって中止になったのはその日だけでした。運命を感じました。

それで行くことにしました。場所は大阪のライブハウスで『4分間壇上で好きなことをやれ』というような内容でした」

部活を休み、オーディションに合格

審査の後、松竹芸能から応募者3000人から絞られた60人に残ったと連絡があった。

「どうしても練習を休まなければならなくて、陸上部の監督にお願いに行きました。

『実はこういう状況なので、練習を休ませてください』

と頼みました」

監督は「練習休むんか」と少し渋い顔をしたが、その後に言葉を続けた。

「練習休むのに、1つだけ条件がある。

合格してこい」

監督の許しを受けオーディションを受け、森脇さんは見事に第1回松竹芸能タレントオーディションに合格した。

「毎日、朝6時に家を出て、学校で授業を受けて陸上の練習をした後に、京都駅から大阪まで行って松竹で授業を受けていました。家に帰ってくると夜の11時くらいでした。忙しかったけど、でも楽しかったですね」

高校生のときに、MBSの素人参加のお笑い番組に出場したことがあった。お笑いの勝ち抜き戦で、森脇さんは漫談をして、優勝した。

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【校長室に呼び出し】

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