AppleWatchは、「1回充電で18時間」だった 新型MacBookを発表、AppleWachの詳報も

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しかし、これでも何かが”再発明”に至るまでには足りないようにも思える。その理由が判明するのは、あるいは開発者向けイベントの「WWDC」かもしれない。アップルはこれまで、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせでイノベーションを起こしてきた。現時点では単なる推測にしか過ぎないが、もし、再発明と呼ぶだけの進歩があるのであれば、それは次のMacOS Xと新しいMacBookの組み合わせによってもたらされるのかも知れない。

日本での販売価格は1.1GHzデュアルコア Intel Core M プロセッサ、8GBメモリ、256GBフラッシュストレージ、Intel HD Graphics 5300 を搭載するモデルが14万8800円(税別)から、1.2GHzデュアルコア Intel Core M プロセッサ、8GBメモリ、512GBフラッシュストレージ、Intel HD Graphics 5300 を搭載するモデルが18万4800円(税別)だ。

日本でも4月24日に発売の見通し

iPhoneのコンパニオン機器として使用することを想定している(写真:AP/アフロ)

さて、一方もうひとつの話題であるApple Watchだが、こちらはすでに発表されている内容をトレースするものだった。すなわち、フィットネス向けに心拍計など優れた機能を有し、iPhone向けアプリにApple Watch対応のものが登場するということ。iPhoneアプリと連動して動作し、主にユーザーへの情報通知やちょっとした情報閲覧、アクションなどが主な使い方になることなどだ。

たとえば画像共有サービスのInstagramで流れている写真をみながら、気に入った写真に「Like!(いいね!)」できるといったことや、航空券の情報を表示したり、次のフライト時間やゲート番号などの通知、メールやメッセージのチェック、音楽アプリの操作などなどだ。

今回、新しい情報として公開されたのは、一回の充電で使える時間が18時間という点のみだ。したがって1日に1回は充電しなければならない。また価格はもっとも安価なプラスティックのバンドとアルミのケースを採用するApple Watch Sportsがケースサイズの大小で349~399ドル、ステンレスケース版はそれぞれ549~599ドルとなり、組み合わせるバンドによっては1000ドルを突破する。さらに18金を使った高級ケースと特別デザインのバンドを組み合わせたApple Watch Editionは1万ドルからとなっている。

プリオーダーが4月10日から開始され、デリバリーは4月24日から始まる。当初、日本への供給は遅れるとの噂もあったが、日本にもこのタイミングで出荷されるようだ。

果たして実際の操作性はどうなのか。対応アプリは本当に使いものになるのか。また、数年で陳腐化の可能性があるデバイスに、果たして1万ドルクラスの高級時計のビジネスモデルは有効なのか。

興味が尽きないところだが、時計に関しては実際の製品に触れてみてからの詳細レポートとしたい。

本田 雅一 ITジャーナリスト

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ほんだ まさかず / Masakazu Honda

IT、モバイル、オーディオ&ビジュアル、コンテンツビジネス、ネットワークサービス、インターネットカルチャー。テクノロジーとインターネットで結ばれたデジタルライフスタイル、および関連する技術や企業、市場動向について、知識欲の湧く分野全般をカバーするコラムニスト。Impress Watchがサービスインした電子雑誌『MAGon』を通じ、「本田雅一のモバイル通信リターンズ」を創刊。著書に『iCloudとクラウドメディアの夜明け』(ソフトバンク)、『これからスマートフォンが起こすこと。』(東洋経済新報社)。

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