「地方消滅」は、やはり岩手県で売れていた あの本は47都道府県のどこで売れたのか

拡大
縮小
『地方消滅』平均販売冊数分布図

これだけ見た限りだと、地方で読まれているか都市部で読まれているかという判別は難しいものの、東高西低の姿はくっきりと浮かび上がっています。熱心に販売をされている書店さんが牽引した岩手県(注:著者の増田氏は1995~2007年に岩手県知事)がほかと大きく差をつけて1位となり、その後を山形県が追います。秋田、宮城も高い数字となりました。

東北地方でこの本がこれだけ売れている事実を見ていると、東日本大震災との関係を考えずにはいられません。自分の故郷に対する思いが他地域に比べて強いのでは? 地域のあり方について検討が始まっている市町村が多いのでは? などさまざまなことを考えさせられています。

男性層の関心が高い

それでは、読者クラスタを見ていきましょう。

『地方消滅』購入者クラスタ

読者の83%を男性が占めています。社会問題について書かれた新書はどれも比較的これと形の似たクラスタを形成しますが、その中でも男性率は高めという印象です。年代分布を見ると50代・60代で50%を占める結果となっています。

次ページ一緒に読まれた本は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT