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論破王ひろゆき氏を「論破する」秘策、プロの結論 「論破・中傷合戦」で見失いがちな「大事な視点」

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  • 岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師
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こういった論破好きの「ロンパーズ」、すなわち、あなたの身近にもいる「ひろゆきさん」に対しては、ぐうの音も出ない「エビデンス」で勝負していくしかありません

「論点ずらし」や、「それってあなたの意見ですよね」「個人的な考えですよね」といった「詰問調質問」といったテクニックもあるでしょう。

さらに、過去の発言や言動、さらには相手を攻撃する材料となるファクトを徹底的に調べ上げ、その矛盾点を突く、といった方法もあります。

相手の心を動かす「プロセス10カ条」

しかし、こうした反撃を開始する前にするべきことがあります。それは、「自分が本当に求める結果は何か」を熟考することです。

目の前にいる子どもや部下を「論破」し、自分の正しさを証明することが、求める結論であることはほとんどないでしょう。

それをやってしまえば、「毒親」か「パワハラ上司」に認定されるしかありません。

最終的なゴールは「一時、相手を屈服させて勝利の爽快感を味わうこと」ではなく、「相手が自分の主張に納得し、自分が望むような状態に能動的に変わってくれること」ではないでしょうか。

相手を動かすためには、愚弄し、叱りつけ、馬鹿にし、自分の正しさを誇示するやり方はまったく効き目がありません。このやり方は相手を頑なにするだけだからです。

本当に相手の心を動かすためには、以下のようなプロセスが必要です。

【1】じっくりと相手の話を聴く
【2】相手の気持ちに寄り添い、認める
【3】論争ではなく、丁寧に対話をする
【4】感情的にならず、冷静さを失わない
【5】相手の立場でものを見てみる
【6】きっちりとファクトを揃え、提示する
【7】誇張表現は避ける
【8】相手を責めるのではなく、「私」「自分」を主語に自分の意見を伝える
【9】相手がどうしたいのか質問をする
【10】両者が満足のいく落としどころを探る


 このような、極めて手間のかかるプロセスを一つひとつ経ていく必要があるのです。

次ページが続きます:
【「論破」は「プロレス」か?】

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