ワタミは外食店20店弱で営業停止。介護、宅配弁当は現状影響なし【震災関連速報】
ワタミは東日本大震災の影響により、居酒屋「和民」など20店弱で営業を停止している。うち、11店が震災地の太平洋側東北地方に位置しており、入居しているビルなどの損傷が激しいもようだ。介護、宅配弁当事業には、今のところ運営に大きな問題は生じていない。
営業停止中の20店弱は再開のメドが立っていない。店舗の損傷が激しいほか、交通網の遮断により従業員が通勤できず、電力・ガス・水道などライフラインが断絶されていることが要因だ。「営業再開には相当程度の時間を要する」(ワタミ広報)と見られる。営業中の店舗は平常通りの営業を行っているが、「計画停電の影響により、来客数の減少が著しい」(同)という。
介護・宅配弁当事業に関しては、食事のメニュー変更を若干行う程度で、事業の継続に問題は生じていない。同社は関東圏において、埼玉県越谷市谷中町、埼玉県日高市大谷沢、神奈川県相模原市中央区田名、栃木県上都賀郡西方町大字本城の4カ所に食材加工工場を保有している。今後計画停電の実施により上記工場の稼働がストップすれば、外食以外の介護・宅配弁当事業においても、食材不足などの事態が想定される。
(二階堂 遼馬 =東洋経済オンライン)
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