貯金できない人は「貯まる仕組み作り」を知らない お金に「愛される人」「愛されない人」の決定差

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目標の設定は最後でかまいません。子どもがいれば否応なく教育費を貯めなければと目標を立てやすいけれど、若いときは目標を見つけづらい人もいます。いやでも貯まってしまう仕組みを作るのが先です。

目標を立てる際は、今の自分の生活や、3年後、5年後、10年後にどうありたいかを考えて、○○までに△△のために□□円を貯めよう!と設定します。目標は3本ぐらい並行して立てることもできます。教育費と住宅の頭金、旅行のお金と老後資金など。ただし、欲張りすぎないこと。目標を決めたら、必ず1回あたりの積立金額を計算して、無理がないかを考えます。

◎目標の例…5年後までに150万円!
150万円÷5年÷12か月=2万5000円 …毎月2万5000円を現実に貯蓄できる? 

途中で挫折する原因として多いのは、目標金額が高すぎて、無理をしてしまうことです。結局、生活費が足りなくなり、貯めたお金を引き出して使い、あきらめてしまうことに。

貯めたお金を使うのは、目標のため。あるいは、失業、病気・ケガ、災害など突発的なことが起きたときだけです。回り道に思えても、無理のない金額設定でコツコツと進む方が時間の流れとともに確実に貯まっていきます。

費目別に支払い手段を決めておくとラク

最近太ったかも、ダイエットした方がいいかな? そう思ったら体重を測りますよね。体重を測ることに加えて、鏡の前で体型をチェックする人もいるかもしれません。どこにお肉がついてしまったのか、体型チェックまでする人は、きっとダイエットがうまくゆき、ただ痩せるだけではなく、メリハリのある体型になれるのではないでしょうか。

同様に、支出を見直して貯蓄を増やそうと思ったら、何にいくら使っているのかを確認することから始めるのが効果的です。

支出の見直しと言えば、すぐに思い浮かぶのは家計簿をつけることです。ただし、面倒でなかなか始められない、続かない人は多いようです。支出の記録は、自分で家計簿につけなくても、けっこう残っています。

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