貯金できない人は「貯まる仕組み作り」を知らない お金に「愛される人」「愛されない人」の決定差
実は、一番、何に使ったのかを把握しづらく、使途不明金が出やすいのが現金での支出です。把握するにはレシートや領収書を必ずもらっておくことです。これで、材料が揃いました。ここからが問題です。支出を見直すには、同じ費目の支出を集めて、費目ごとの合計を出す必要があります。
例えば食費なら、クレジットカードでの支払い、電子マネーでの支払い、現金での支払いを合計して、2022年8月の食費は○○円でしたと計算せねばなりません。そして、収入に対して食費が多すぎないか、他の費目とのバランスはどうかなどを考えます。この費目別に金額を出す作業をラクにする方法があります。
費目で支払い手段を決める
例えば食費はAクレジットカード、家電の買い替えや値の張る衣類・バッグはBクレジットカードと決めます。電子マネーのうち、C電子マネーを食費と決めます。
食費の合計を出したいなら、AクレジットカードとC電子マネーの金額を足せばOK。電子マネーについては明細ではなくチャージ金額を使います。いったん電子マネーにチャージしたお金を現金に戻すケースはほとんどないので、チャージ金額を支出額にしてしまいます。多少の誤差は気にしない。ざっくりと確認できて、このままでいいか、減らす努力をするかを判断できればいいのです。
この方法だと、銀行口座の入出金履歴を見るだけで、おおまかなところを把握できます。そのためには、生活費は、クレジットカードも電子マネーのチャージも含めてすべて給与振り込みの銀行口座から引き落とすようにしておくことです。また、せっかく記録が残る支払い方法があるので、なるべくこれを使い、現金の引き出しは極力減らします。
さて、費目ごとの支出額がざっくり把握できたら、これが適切かを考えます。あまり貯蓄ができていない、もっと貯蓄を増やしたいなら、どこかを削ることを検討します。
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