アンリツは福島原発の避難命令受け生産回復計画見直し、被害から復旧し始めた矢先
通信機器メーカー、アンリツは東京電力・福島第一原発の事故を受け、福島県郡山市の生産子会社・東北アンリツの操業再開計画が見直しとなったことを明らかにした。
東北アンリツは第一原発から約50キロ離れた場所に位置する。原発事故を受けた避難命令は。30キロ圏内に対するものだが、避難必要圏に居住する従業員もいるため、15日は操業を停止し従業員を帰している。
東北アンリツは震災を受け、最上階の天井部と一部の配管を損傷。だが復旧作業を進め、14日から計測器を中心に順次生産を開始。一週間程度で完全復帰にほぼメドがつくと見られていた。
現時点では原発の動向次第で身動きが取れない状況だ。この問題が長引けば、納品に支障を来すことになりかねず、収益への影響も懸念される。
(小長 洋子 =東洋経済オンライン)
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