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「現代版姥捨山」から老母を救出するには? 母と同居している兄夫婦が執拗に虐待

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息子(わが夫):お母さん!ボクに何を残してくれたからって、そんなにわがままなん?

母親(わが姑):あんたを残した!(思わず言った本人と息子、大爆笑)。

こんな姑と夫の前で、嫁である私が行儀の悪いふるまいなどできませんでした。義務的に始めた姑のお世話でしたが、習慣になると家族としての当然の行為となり、苦もなく何でもできるようになったものでした。

嫁姑のトラブルは、母親に対して情が薄いか愛情表現が下手な息子が、妻に対しては過度に弱腰でそれが妻を(言い方は悪いですが)つけ上がらせ、息子としても夫としてもその無責任さが着火剤になり、負の潤滑油になってしまう場合が多い、と私は実感しています。

用済み扱いされる寂しさ

私の近所に、いつもニコニコと私にあいさつしてくださり、嫁への不満をちらっと匂わせながら「私の家なのに、私が家でガマンしているの。(家族で)ケンカはキライ」とちゃめっけたっぷりにおっしゃる山下さん(仮名)のおばあちゃんがいます。

最近その方をお見かけしなくなりましたので、お嫁さんに会ったときに尋ねると、「姑は元気だけれど時たま痴呆がでるので、私が還暦になったのを期に、養老院へ入ってもらった」というのです。時々、見舞いに行くが、義母が「帰りたい、連れて帰って」というので、自分たち夫婦の見舞いの足も遠のいていると言います。ちょっと背筋が寒くなりました。

これも最近の話ですが、私の遠縁である静子さん(仮名)が、自分の意思で有料養老院へ入りました。大きな事業を成功させ、事業も財産も息子夫婦に譲った途端、その息子夫婦は母親(静子さん)を、何かにつけて用済み扱いしたのだそうです。静子さんは母屋ではなく、離れに住んでいて、何もかも自分でしていたのですが、その姑が同じ敷地にいるだけで嫁には目障りだったらしく、言葉で説明できない寂しい思いをたくさんさせられたと言います。

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【姥捨山伝説の現代版が横行】

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