NTTドコモの通信規制続く。宮城県では、依然大規模の通信障害も【震災関連速報】
移動体通信最大手、NTTドコモでは、11日の東日本大震災の発生直後から、断続的な通信規制を続けている。通話による通信量の増大がインフラ設備を圧迫しているためだ。
規制対象は震源地に近い東北地方のみならず、関東も含む。休日だった13日までは一時的に規制が解除されていた地域もあったが、14日から平日となり、ふたたび通信量の増大が予想されることから、東北、関東ともに最大70%の規制(7割の通話がつながらない設定)を行っている。こうした措置は当面続きそうだ。
また14日午前時点で、約3200局の基地局が停電や設備破損で機能していない状態にある。宮城県内だけに限定すると、全1200局のうち1090局が使えない状態で、依然大規模な通信障害が発生しているもようだ。
対策として、ドコモでは基地局が機能していない場所でも通信が可能となる移動基地局車30台を現地に派遣している。今日中にも稼働し始める予定だ。
(桑原 幸作 =東洋経済オンライン)
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