TAIYOは空圧機器工場で被災も軽微。16日からの一部生産復旧目指す【震災関連速報】
油圧シリンダー国内首位のTAIYOは空圧機器を生産する筑波工場(茨城県下妻市)が一部被災し、週明け14日は生産停止を余儀なくされた。ただ被害は軽微で、16日にも一部生産を再開する見込みだ。
11日の震災後、13日になってようやく停電状態が解消し、工場内部で工具等の散乱や加工設備の位置のずれなどを確認。14日に建屋の安全確認と設備・装置の調整等の復旧作業に取りかかり、15日からは在庫品の発送ができるようにする予定だ。翌16日には、一部生産再開にこぎつけたい構え。
会社側の懸念材料は、むしろ計画停電の行方。TAIYOの空圧機器はニッチ戦略で鉄道車両向けなどで100%近いシェアを握っており、納期の遅れなど供給責任の面からも東電の出す停電情報の混乱に困惑している。
(内田 史信 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら