渡韓した女性信者はおよそ7000人
――統一教会を批判するマスコミ報道を受け、韓国ソウルではたびたび抗議デモが起きています。目を引いたのは、抗議デモに参加する日本人女性信者たちの姿でした。なぜ韓国に日本人の女性信者がいるのでしょうか。
デモの参加者は統一教会の合同結婚式で韓国人男性と結婚し、現在も韓国で暮らしている日本人女性信者たちです。
合同結婚式は1960年の3組から始まりましたが、日本人と韓国人のカップリングが本格化したのは1980年代以降。とくに1988年、1992年、1995年に韓国人男性と日本人女性の「韓日祝福」カップルが多く生まれました。日本人男性と韓国人女性のカップリングなら「日韓祝福」と呼びます。「祝福」は統一教会用語で、結婚のこと。
統一教会のホームページによれば、
ソウルのデモに参加していた日本人の女性信者たちの多くは、この時期の韓日祝福で韓国人男性と結婚した日本人妻たちだろうと思われます。
――数はどのくらいいるのでしょう。
韓国人男性と結婚し、渡韓した日本人女性信者はおよそ7000人といわれています。教団幹部が講演の中で語った人数や韓国統一教会の機関誌『本郷人』に掲載されていた数です。