日本でも「女性の戦闘機乗り」は生まれるのか 安倍政権下で自衛隊も「働き方改革」
もしかしたら、女性自衛官が戦闘機やミサイル艇に乗り込む時代が来るかもしれない。
防衛省は1月28日、「防衛省における女性職員活躍とワークライフバランス推進のための取組計画」を発表した。2020年度末までを視野に「働き方改革」、「育児・介護等と両立して活躍できるための改革」及び「女性職員の活躍促進のための改革」の3つの改革に取り組む予定。安倍政権が提唱する「女性が輝く日本」に沿ったものだ。
すでに防衛省は1993年に「自衛隊の全ての職域を女性自衛官に開放」を宣言。これにより、直接戦闘職域、戦闘部隊を直接支援する職域、肉体的負荷の大きい職域の配置を女性自衛官に開放した。
さらに2007年には海上自衛隊の教育部以外の固定翼哨戒機(P-3C)への配置、2008年には海上自衛隊の護衛艦、掃海母艦、回転翼哨戒機への配置、2012年には海上自衛隊の輸送艦への配置制限を撤廃している。
制限されていた職域とは?
ただし2012年の「防衛省男女共同参画推進本部決定」によれば、陸上自衛隊については普通科中隊、戦車中隊、偵察隊、施設中隊、対戦車ヘリコプター飛行班、化学防護隊や坑道中隊など、海上自衛隊では潜水艦、ミサイル艇、掃海艇、特別警備隊、航空自衛隊では戦闘機や偵察機の搭乗について、女性の配置が制限されている。また開放されている配置についても、制限されている配置と同様の状態にある場合、それが解消されるまで配置が留保される。
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