この結果、目立てば評価に有利となり、目立たない成果しか出せなかった人や、成果に現れにくい仕事を担当している人がやる気を失ってしまうのです。
目立たない成果もこうすれば、みんなハッピー
このような評価が続くと、チーム全体のモチベーションが低下してしまいます。目立たない成果が報われないと、会社にとっても、個人にとっても不幸なことになります。しかし、部下にとって目立たない成果も目立たせる方法があり、評価者である管理職も目立たない成果を正しく評価する方法があるのです。
① 部下 → 報告を怠らない
部下の側からは、日常的な報告を怠らないことです。それによって、上司の負荷を減らすことができます。また上司の関心を自分に向けることにも繋がります。報告もせずに「上司が自分の仕事を見ていない」というのは、組織に対する甘えかもしれません。
② 上司 → 情報源を増やす
評価者である上司が行うべきことは、部下の仕事ぶりに関する情報を短時間で入手する努力です。この方法としておすすめできるのは次の3つです。
ⅰ)定点観測メモ:一定の間隔で、部下の仕事ぶりを観察し、メモを残す
ⅱ)第三者情報:部下の仕事の関係者から評判を聞いておく
ⅲ)定期的面談:定期的に短時間の面談を行い、状況をつかむ
ポイントは、報告(部下)、情報源の確保(上司)です。上司・部下が普段から意識して行えば、評価に対する不公平感がなくなるのです
評価の仕方で部下のやる気、職場の成果は変わるものです。評価者として管理職として知っておくべきことをわかりやすく解説した『正しい目標管理の進め方』もご参照ください。拙著出版を記念して少人数の無料セミナーも行います。詳細は「東京会場」「大阪会場」をクリックください。
●東京会場 3月16日(月)、4月13日(月)
●大阪会場 4月15日(水)、7月14日(火)
イラスト:ふるはしひろみ
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