サザビーがイケてるブランドと組めるワケ 創業者が語る「有力ブランドを射止める秘訣」

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鈴木会長は「第一世代は徐々にフェードアウトしていく」と話した(撮影:大澤誠)

――日本のカジュアルファッション業界は、「ユニクロ」独り勝ちの様相が強まっている。現状をどう見ているのか。

世界的にファストファッションが台頭している。後から出てきた人は先達のいいところも悪いところも勉強できる。それが大道だ。ただ、われわれは脇道をたくさん作って、いずれ大道になればいいと考えている。いわば対極にいる。

前向きな普通の生活者は必ずいる。大きな道に全部持っていかれはしない。個性を持って、その先端に居続けるのがわれわれだ。日本の生活者はまだ私見があいまいだが、西洋人はもろに自分の気持ちが出る。やっぱり個性は必要だ。お店の雰囲気とか商品とか、それに携わる人とか全体でそういうものを出していきたい。

次から次に新しいものを持ち込め

――今後のサザビーリーグはどうなっていくのでしょうか。

私は2008年に代表権を返上した。第一世代は徐々にフェードアウトしていく。社員に対しては、私や森(社長)が作ってきたサザビーリーグに固執しないでくれと言っている。ただ気持ちは残せと。冒険心や無から有を作るとか、チャラチャラしないとか。これまでを世襲するのではなく、次から次に新しいものを持ち込んでくれと言っている。

その一環で、3月末に(スタートアップ企業を応援する)ピッチイベントを開催する。IT業界はこうしたイベントが頻繁にあるが、小売業界ではあまりない。ライフスタイルを軸に本当にすばらしいアイデアを持ったベンチャーにプレゼンの機会や事業マッチングを提供し、業界を盛り上げていきたい。

これは当社が囲い込むためにやっているものでなく、われわれも出資者の一社だ。ユナイテッドアローズさんだってどこだって、どんどんイベントに来て欲しい。それがこれまでの恩返しにもなると考えている。

冨岡 耕 東洋経済 記者

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とみおか こう / Ko Tomioka

早稲田大学理工学部応用化学科卒。全国紙記者を経て、2007年に東洋経済新報社入社。IT・電機、通信、小売り、航空、自動車など主要業界を幅広く担当してきた。「週刊東洋経済」副編集長、「会社四季報」編集長、報道部長などを歴任し、現在は編集局次長。趣味はトレラン。

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