「日本の猛暑」に戦慄する外国人たちがしている事 デーブ・スペクターさんはギャグで暑さを凌ぐ

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関西科学・文化・言語・環境学園で代表と教員を務めるマーク・ブラッフォードさんの近所に住む日本人たちは、彼のことを昔の日本人みたいだと思っている。日本の昔ながらの方法で暑さをしのいでいるからだ。

「職場の前の歩道に打ち水をしている白人の男がいたら、それが私です」とブラッフォードさんは語る。「柄杓ではなくホースを使っていますけどね」。

ブラッフォードさんはフロリダ州出身なので、暑さと湿気には慣れている。「でもフロリダでは事情が大きく異なります」と彼は説明する。「ほとんどの人は、エアコンの利いた家からエアコンの利いた車に乗ってエアコンの利いた職場に行くからです」。

「気候変動というより、地球異常化」

日本に長年住んでいるブラッフォードさんは、「30年前はヒートアイランド現象が極度の高気温の原因だと言われていました」と振り返る。

ヒートアイランド現象とは都市化による気温上昇のことで、現代の交通機関、経済活動、製造業、エアコンなどがすべて熱排出の増加につながるとされる。さらに都会では水や風、緑地など気温を下げる要素が少なくなる傾向がある。

「気候変動とは言われていませんでした。しかし、私は地球温暖化よりも『地球異常化』という言葉のほうがしっくりくると思います。暑さがより暑く、寒さがより寒く、湿度の高さがより高くなっていく理由を説明するために作家のトーマス・フリードマンが考えた言葉です」

最後はやはり、デーブ・スペクターさんに締めてもらおう。

「冷房がない国が圧倒的に多いので『暑い!』とあんまり言わないことを心掛けてます。日本の夏は楽しいので暑さはその1つと割り切って満喫をする主義です。せっかく日本に住んでるからジャパニーズ・サマーを満喫するのは一番の対策。どうもお疲れサマーでした!」

バイエ・マクニール 作家

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Baye McNeil

2004年来日。作家として日本での生活に関して2作品上梓したほか、ジャパン・タイムズ紙のコラムニストとして、日本に住むアフリカ系の人々の生活について執筆。また、日本における人種や多様化問題についての講演やワークショップも行っている。ジャズと映画、そしてラーメンをこよなく愛する。現在、第1作を翻訳中。

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