「日本の猛暑」に戦慄する外国人たちがしている事 デーブ・スペクターさんはギャグで暑さを凌ぐ

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一方、厳しい暑さで知られるアリゾナ州フェニックス出身の大学職員、コリーヌ・ウィルソンさんは暑さについては日本のほうが凌ぎやすいと語る。フェニックスの夏の平均気温は40度にも上るからだ。ただし「それは乾燥した砂漠の暑さです」とウィルソンさん。「こんなに湿度は高くありません」。

東京に住むウィルソンさんによると、アリゾナ州の住民は夏にはカウボーイブーツかサンダル、ジーンズとハット、日焼け止めとサングラスというスタイルが普通だという。

「明るい色のリネンやコットンの服を着ている人たちをよく見かけます」と彼女は説明する。「そして、砂漠の暑さで靴底が溶けてしまうので、厚底の靴を履きます。テバやビルケンシュトックのサンダルなど熱に強いものです」。

ウィルソンさんによると暑さに打ち勝つ秘訣はシンプルだという。とにかく避けることだ。「用事は朝のできるだけ早い時間に済ませるか、日が落ちるまで待つのです」と彼女は言う。「できれば日中は冷房の利いた屋内にいます」。

つねに着替えを持ち歩いている

大阪を拠点とするミュージシャンでプロデューサーのデロン・レイノルズさんはアメリカの北西部出身で、これまで湿気や猛暑に悩まされることはなかった。「エアコンさえ持ってませんでした」とレイノルズさん。

25年前に日本に移住してきた彼がこの国の暑さをしのぐ秘訣は、つねに着替えを持ち歩くことだという。

「私にとって大事なのはシャツと下着です」とレイノルズさんは語る。「職場や出勤前の駅で着替えられる場所を確保しておけば、香り付きのシートで体を拭いてから新しい服を着ることができるので、涼しくなれます。ベビーパウダーを使えば涼しくドライになるし爽やかな香りもします」。

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