40代以上の女性がやたら気になったTVCMの正体 テレビからネット検索されまくったドゥクラッセ

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一般的に、指名検索スコアが高い番組の特徴は以下になることが多い。

● ターゲットの含有率が高い(ブランドと相性が良い視聴者が多く見ている)
● 番組注視率が高い(ながら視聴が少ない、CMの際にザッピングされにくい)
● 番組内容との相性が良い

各番組のターゲット含有率を見てみると、ザ・ノンフィクションはF3視聴率が個人と比較して相対的に高いのでターゲットとしているF3層が多く効果が高かったと推察できる。

対して、ジャンクSPORTSはザ・ノンフィクションほどは高くないものの、注視率が高かったか番組内容との相性が良かったことが考えられる。

この日の番組のメインコンテンツは北京五輪に出場したスピードスケートの佐藤綾乃選手とフィギュアスケートの樋口新葉選手がコストコで人気商品を爆買いするという内容で、テレビを見ているユーザーもこの内容に感化されて購買意欲向上と検索行動に繋がった、つまり番組内容との相性が良かった、という可能性はありそうだ。

実際に視聴者を動かす魅力とは

今回1位となったUBEは放映番組との相性と、企業名変更のインパクトにより、視聴者が検索行動した結果となった。

2位のDoCLASSEは、狙い通りのターゲット層の検索を獲得できており、かつ購買に繋がる検索が多く見られ、まさに行動喚起に成功した好例と言える。

放映時期としても、コロナに気をつけつつ日常生活に戻ってきている中で、お洒落をして親子で海辺を歩くシチュエーションのクリエイティブに対し、憧れやお洒落をしたいという内なる欲求をかき立てたのでは。そこにテレビCMが放映された番組内での爆買いを見たことによる購入欲求などが掛け合わされ、指名検索が伸びたのだろう。

CMのクリエイティブと、どの番組内でCMを出稿するかの組み合わせにより、視聴者の検索行動へと導いたと好事例と言えるだろう。

網野 雄太 ノバセル SaaS事業部 部長

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あみの ゆうた / Yuta Amino

新卒で株式会社博報堂に入社、8年間ストラテジックプランナーとして企業のマーケティング支援に従事。マーケティング戦略策定に加え、デジタルマーケティングやデータ活用基盤構築などを幅広く支援。
その後、株式会社 ドリームインキュベータにて金融・消費財・機械・インフラなどの複数業種で、新規事業企画を中心としたコンサルティングに従事。

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柿谷 隆太 ノバセル SaaS事業部 事業開発担当

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かきたに りゅうた / Ryuta Kakitani

新卒でWEBの広告代理店に務め、広告運用および広告運用支援・分析プロダクトの開発に従事。その後ノバセルに入社し、現在は競合のTVCMが分析できるノバセルトレンドというプロダクトを担当。

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