昭和電線HDは宮城県の2工場が被災、全容つかめず【震災関連速報】

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昭和電線HDは宮城県の2工場が被災、全容つかめず【震災関連速報】

電線5位の昭和電線ホールディングスは、宮城県の南部にある仙台事業所(柴田郡柴田町)と子会社の多摩川電線(亘理郡山元町)が被災した。いずれも人的被害、建物の倒壊はないが、仙台事業所は設備の損傷、床の変形、多摩川電線は建物に一部破損がそれぞれあるという。

ただ、「情報が断片的で全容がつかめず、ライフラインが復旧した後にどれくらいで操業を再開できるかは不明」(経営企画部)。

仙台事業所には3つの生産子会社があり、内訳は2つが通信用電線、1つが電力用電線で通信用の主力工場という位置づけになる(多摩川電線は巻線を製造)。生産再開が遅れると通信用電線(当社のセグメントではコミュニケーションシステム事業)に影響が出る恐れがある。

筒井 幹雄 東洋経済 記者

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つつい みきお / Mikio Tsutsui

『会社四季報』編集長などを経て、現職は編集委員。

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