川崎汽船の大型バラ積み船が鹿島港内で座礁【震災関連速報】

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川崎汽船の大型バラ積み船が鹿島港内で座礁【震災関連速報】

川崎汽船が運航しているバラ積み船「チャイナ・スティール・インテグリティ」が11日午後7時に鹿島港内で座礁した。

船体に損傷が生じたが、燃料油の流出はなく、乗組員にケガ人は発生していない。

 同船の積み荷はブラジルの鉄鉱石で、鹿島港に着いた矢先の出来事だった。船主は台湾船主、船籍はパナマ。建造年は2002年で、全長289メートル、船幅45メートル、載貨重量17万5775トンのケープサイズ(大型船)。

乗組員は台湾人が4人(船長、1等航海士、機関長、2等機関士)、中国人17人の計21人で、安全性が確認されたとして、全員、船内にとどまっている。乗組員の食料については「当面問題ない」としている。

川崎汽船は海上保安庁に、タグボートによる同船の救助(海上に戻すこと)を要請してもらっているが、14日午前9時段階で、救助のメドは立っていない。

業績への影響は不明で、「東洋経済オンライン」として表記の業績予想数字に今回の事故の影響を織り込んでいない。

《東洋経済・最新業績予想》

 (百万円)    売 上  営業利益   経常利益  当期利益

連本2010.03      838,032    -52,074    -66,272    -68,721

連本2011.03予     999,000     65,000     53,000     33,000

連本2012.03予   1,029,000     68,000     62,000     38,000

連中2010.09      520,358     50,008     42,849     26,329

連中2011.09予     450,000     25,000     22,000     13,000

-----------------------------------------------------------

          1株益¥    1株配¥

連本2010.03       -106.2          0 

連本2011.03予        43.2         10 

連本2012.03予        49.8      10-11 

連中2010.09         34.5          4 

連中2011.09予        17.0          4 

山田 雄一郎 東洋経済 記者

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やまだ ゆういちろう / Yuichiro Yamada

1994年慶応大学大学院商学研究科(計量経済学分野)修了、同年入社。1996年から記者。自動車部品・トラック、証券、消費者金融・リース、オフィス家具・建材、地銀、電子制御・電線、パチンコ・パチスロ、重電・総合電機、陸運・海運、石油元売り、化学繊維、通信、SI、造船・重工を担当。『月刊金融ビジネス』『会社四季報』『週刊東洋経済』の各編集部を経験。業界担当とは別にインサイダー事件、日本将棋連盟の不祥事、引越社の不当労働行為、医学部受験不正、検察庁、ゴーンショックを取材・執筆。『週刊東洋経済』編集部では「郵政民営化」「徹底解明ライブドア」「徹底解剖村上ファンド」「シェールガス革命」「サプリメント」「鬱」「認知症」「MBO」「ローランド」「減損の謎、IFRSの不可思議」「日本郵政株上場」「東芝危機」「村上、再び。」「村上強制調査」「ニケシュ電撃辞任」「保険に騙されるな」「保険の罠」の特集を企画・執筆。『トリックスター 村上ファンド4444億円の闇』は同期である山田雄大記者との共著。

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