リノベは「見積もりをとる会社」選びが最大の山場 「有名だから」「近いから」で決めると後悔する

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リノベ会社選びのコツと、失敗するケースを紹介します(写真:shimi/PIXTA)
リモートワークや「おうち時間」の増加で、住まいの見直しを考えている人は少なくないだろう。水回りを新しくしたり、小さな書斎を作ったり。中には、いっそのこと大規模なリフォーム(リノベーション:リノベ)をしようという人もいるはずだ。
新著『住宅リノベーション2000件以上を成功させてきたプロが初めて明かす52の必須ポイント――リノベの心配ごとが全部なくなる本』を上梓した西尾肇氏は、住宅リノベ専門にリフォーム会社を紹介するウェブサイト「リフォームコンパス」を運営し、数多くのリノベを成功させてきた。
計画から完成まで、リノベの道のりにはいくつかの節目があるが、その1つが「見積もり依頼」だという。西尾氏は「見積もりをとる会社を正しく選ぶことさえできれば、その後の契約先選びで失敗することは少ない」と話す。その理由とは――。

見積もり先を依頼するときはほとんど判断材料がない

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施主のみなさんにとって、「会社選び」は2回あると思う。「見積もりをとる会社を選ぶとき」と、その後に「契約をする会社を選ぶとき」だ。

住宅リノベーション(リノベ)の場合、後者の「契約先を選ぶ」のは、もちろん多少悩むかもしれないが、さほど難しくはない。見積もりを依頼したリノベ会社とは繰り返し商談し、何度もやりとりする中でおのずと「この会社がいい、ここにしよう」というのを感じ取って選べるようになるからだ。

ところが、見積もりを依頼するときは、ほとんど何も判断材料がない。いったいどんな規模の、どんな特長がある会社に依頼すればいいのか? 多くの人はそこで立ち止まってしまう。

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