リノベで失敗する人と成功する人は何が違うか 間取りよりはるかに大切なのは「担当者選び」

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『魔法のリノベ』の監修を務める西尾肇氏。「えっ、リノベってドラマになるの?」と驚いたそうです(撮影:尾形文繁)
カンテレ・フジテレビ系で7月18日から放送が始まった連続ドラマ『魔法のリノベ』は、住宅リノベーション(リノベ)で人々の住まいを変え、ひいては人生の悩みや問題までスカッと解決していく〝人生再生ドラマ〟だ。 
波瑠演じる主人公の真行寺小梅は、大手リフォーム会社で抜群の営業成績を誇るエースでありながら、わけあって小さな工務店に転職。間宮祥太朗演じる工務店の長男・福山玄之介とタッグを組んでリノベを次々と成功させていく。 
このドラマのリノベに関する設定や描写は、「リフォームコンパス」を運営するリノベの専門家である西尾肇氏が監修を務めている。『住宅リノベーション2000件以上を成功させてきたプロが初めて明かす52の必須ポイント――リノベの心配ごとが全部なくなる本』を上梓したばかりの西尾氏が、リノベの魅力について語る。

リノベを含めたリフォーム市場は約7兆円

ドラマの制作会社さんから突然「今度リノベーション(リノベ)のドラマを作るのですが、協力してもらえませんか」と連絡があったときは驚いた。「えっ、リノベってドラマになるの?」と。

リノベの心配ごとが全部なくなる本――住宅リノベーション2000件以上を成功させてきたプロが初めて明かす52の必須ポイント 
『住宅リノベーション2000件以上を成功させてきたプロが初めて明かす52の必須ポイント――リノベの心配ごとが全部なくなる本』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

リノベと聞いて、「リフォームと何が違うのか」と思う人もまだいるかもしれない。一般的にリフォームは、傷んだり壊れたりした箇所を修復して元に戻す工事をいう。対してリノベは「付加価値を付けて再生する」工事だ。「大がかりに行うリフォーム」と言ってもいい。

リノベを含めたリフォーム市場の規模は6.9兆円(2021年)に上る。新築信仰の終焉や世帯収入の減少、政府によるストック政策への転換などが背景にある。コロナ禍で一時はリノベを見合わせる傾向もあったが、最近になって改めてリノベを考え始める人が増えてきている印象だ。ただ、いざリノベをしようと思っても、施主向けの教科書のようなものがなく、「何から手を付ければいいかわからない」「相談する相手がいない」と頭を抱える人が多い。

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