もしもiPhoneの画面を傷つけない、という機能だけでよいなら、小さめにデザインされたガラスやフィルムの製品でもその役割は果たしてくれる。机にiPhoneを逆さに置いても、ガラスやフィルムの分だけ机から浮くからだ。
しかし、貼り付けたガラスやフィルムの縁を常に見ながらiPhoneを使って心地よいかといわれると、かなり苦痛だ。おそらく3時間ほどで見ていられなくなり、剥がしたくなるだろう。その点、表面全体を覆うSimplismのガラスプロテクターは、iPhoneらしい美しい端末のデザインを守りながら、ガラス面を保護することができる。
画面の端からのスワイプがしやすくなる
使用してみてわかったのは、この製品で守れるのはデザインだけではなかった、ということだ。
iOS 7以降、iPhoneのタッチディスプレイの操作で、「画面の端からスワイプ」という動作が多用されるようになってきた。この操作のしやすさにも気遣われている。
画面の端からスワイプする操作例を挙げると、OSの機能で言えば、上端からスワイプすれば通知センターが表れ、下端からのスワイプでコントロールセンターを表示することができる。またアプリの機能でも利用されているのが、左端からスワイプして「前の画面に戻る」という操作だ。
もしガラスの縁が内側にあると、端からスワイプする動作の際に、いちいちガラスのエッジが指に引っかかることになる。せっかくボタンを探さずスムーズに利用できるショートカット的な使い勝手の快適さを損なうことになるのだ。一方、Simplismのガラスプロテクターを使えば、スワイプ操作の際に縁を気にする必要はない。スムーズな指の滑り具合も相まって、より快適なショートカット操作が実現できる。
シリーズにはスペースグレー用の黒い縁取り、シルバーとゴールド用の白い縁取り、そしてiPhone 6 Plus用、iPhone 6用がある。また光沢が好みの人には、クリスタルクリアのガラスプロテクターもラインアップされている。難点は、iPhone 6用で3500円以上、iPhone 6 Plus用で4000円以上する、という点かもしれないが、それだけの投資をする価値は十分にある。大画面iPhoneをサクサク快適に使いたいユーザーには、オススメのアイテムである。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら