村上春樹さん、習っていたピアノをやめた理由 早稲田大学で開催のライブで会場質問に回答

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
都内の早大大隈記念講堂で「村上春樹presents 山下洋輔トリオ 再乱入ライブ」を開催した村上春樹氏(撮影・村上幸将)

作家の村上春樹氏(73)が12日、都内の早大大隈講堂で「村上春樹presents 山下洋輔トリオ 再乱入ライブ」を開催した。村上氏は会場から集めた質問に答えるQ&Aのコーナーで、子どものころにピアノを習っていたものの、練習が嫌でやめたことを明かした。

村上氏は、ライブで4曲を演奏した、ジャズ・ピアニストの山下洋輔(80)のようにピアノを弾くことが出来たら演奏したい曲は? という質問に「そんなの分からないですよ」と笑いながら答えた。その上で「僕は子どものころ、ピアノを習っていて、練習が嫌で、嫌で、やめちゃった」と明かした。

山下は、村上氏のコメントを聞き「同じです」と言い、笑った。その上で「その時に、耳で聴いて知っているメロディーを弾くこと、やりませんでした? それを、ずっと突き詰めていくとジャズという音楽に行き着く」と答えた。

村上氏は「(耳で聴いて知っているメロディーを弾くのは)やりました。文章って毎日、練習しなくてもいいんですよね。音楽って、やっぱり毎日、練習しなくてはいけないじゃないですか? 文章って練習しなくてもいいんで、本当に楽です」と返し、会場を笑わせた。

ライブは、学園紛争の最中の1969年(昭44)7月、が学生ととも、バリケードで封鎖された早大内で大隈講堂から無断でピアノを持ち出し、4号館で敢行した伝説のジャズライブを、グループ初代メンバーのサックス奏者・中村誠一(75)ジャズ・ドラマー森山威男(77)を招き、約半世紀の時を越えて復活させた。村上氏が18年8月にラジオDJに初挑戦した「村上 RADIO」を放送するTOKYO FMと、昨年10月に開館した早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)が共催。ミュージシャンの坂本美雨(42)も出演した。

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事