日本の小売店で店舗面積が1000平方メートルを超えるものは、経済産業省と各都道府県に出店情報を届けることになっている。東洋経済は、これらの情報をデータ化し「大型小売店データ」として収集を続けてきた。
今回は当社でデータ化が完了している2021年の出店情報(届け出ベース)をピックアップし、日本全国7つのエリア(北海道・東北、北陸・甲信越、関東、東海、近畿、中国・四国、九州・沖縄)に分けてランキング化した。次ページに掲載した一覧表は店舗面積が大きい順に並べている。
関西エリアで4施設目となる「ららぽーと」
近畿エリアでは2021年に74の届け出があった。その中で最大の店舗面積となったのは「堺市美原区黒山東計画」で4万平方メートルを超える。事業者は三井不動産で、2022年6月に「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」を2022年11月に開業することを発表している。
ららぽーと堺は、関西エリアにおいて兵庫の「ららぽーと甲子園」、大阪の「ららぽーと和泉」「ららぽーとEXPOCITY」に続く4施設目となる。
ららぽーと堺の計画地は、大阪の南北をつなぐ国道309号に接道し、阪和自動車道の美原北インターチェンジ、美原南インターチェンジの近くにあり、広域からのアクセスに優れている。
ららぽーと堺のほかに、店舗面積が1万平方メートルを超える近畿エリアの届出は、京都府で2店舗目、亀岡市では初出店となるカインズ亀岡店(2021年12月オープン)と、兵庫県のスーパービバホーム神戸玉津インター店(2021年11月オープン)だった。
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