キャンプでごはんをうまく炊く鍋選びからの手順 敬遠されがちだがポイントさえ押さえれば簡単

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左はステンレス製の厚手の鍋、右はチタン製の薄手の鍋(写真:後藤武久)

もしも選択肢があるならば、薄手よりは厚手の鍋のほうが扱いやすい。薄手のものは寒い環境では冷めやすく、炎が当たる場所が焦げやすくなってしまうからだ。

また、容量パンパンに炊くよりも少し余裕があるサイズを選ぶと、米が潰れず、ふっくら仕上がりやすい。

ポイント②:米と水の分量は1:1が目安

用意するべき米と水の分量が、最初のハードルとなりがちだが、「1:1」が基本と覚えておこう。ひとつのカップを使ってお米と水を同じラインまで入れればOKなので、細かい目盛りや重さを測る必要もない。簡単でしょ?

1:1。シンプルです(写真:後藤武久)

あとは一度炊いてみて、硬め、柔らかめの好みで、多少調整するといいだろう。米の重さと水の量を目安にするならば、米1合(150g)に対して水180mlと覚えておこう。

ポイント③:30分ほど浸水させる

続いては、お米を浸水させる工程に移る。

これ、かなり大事(写真:後藤武久)

上手に炊けないという人は、この作業を省いている人が多い。地味な作業だが、炊飯の出来を左右する大事な工程だ。できればじっくり30分は浸水させたいので、ここまでの作業は料理の最初に済ませてしまうとスムーズ。

ちなみに、キャンプでは米は研がなくても構わない。また、米を研いでいるときから浸水は始まるので、もしも美味しい水で炊きたい場合は、米研ぎも水道水ではなく、美味しい水を使うことをお忘れなく。

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