老後資金を作りたい人は「2つの制度」を押さえよ つみたてNISA・iDeCo「最強」の組み合わせ方
投資ビギナーにとって悩ましいのは2つの制度の組み合わせ方。そこで、経済ジャーナリストの酒井富士子さんが、年代別・職業別につみたてNISAとiDeCoの具体的な組み合わせ法を伝授します。
『知りたいことがぜんぶわかる!つみたてNISA&iDeCoの超基本』(学研プラス)から、抜粋・再構成して紹介します。
CASE1:20代独身は、株式中心で積極運用を
まず、20代・独身・会社員の場合です。この時期は自分で稼いだお金を自分でコントロールできるので人生最大の貯めどきです。
20代のうちはまだ収入が少ないこともあるでしょうから、最低でもお給料の2~3カ月分の貯蓄ができてから、無理のない範囲で投資額を設定しましょう。
ある程度の貯蓄ができたら、転職や結婚など、近い将来のライフイベントに備え、つみたてNISAを優先して投資をスタートしましょう。つみたてNISAならいつでも現金化できます。
ただし、つみたてNISAだと売却しても非課税枠の再利用ができず、運用商品のスイッチングもできないため、リバランスの必要がないバランス型を選ぶのがいいでしょう。その一方で、長い運用期間も確保できるので、半分は全世界株式型で積極的な運用も検討しましょう。
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