私はこうやって1日で医療費2万ドルを集めた 医療保険未加入でも高額医療費を賄うには

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かといって、いつも寄付を充てにできるわけではない。

フリッカーによれば、クラウドファンディングが最もうまくいくのは想定外の出費に見舞われたケースだ。「単に高齢者の介護のために必要だというだけでは、あまりに漠然として関心を集めるのが難しい」とフリッカーは言う。

成果が目に見えるケース向き

つまり、冒頭のブレーフォーグルのように突然思わぬ状況に陥ったケースのほうがクラウドファンディング向きなわけだ。

「いつまでもだらだら続く出費というのでは、支援は集まりにくい」とフリッカーは言う。世間の人々は支援を通して目で見える形で状況を変えたいと思っている。たとえば自宅にエレベーターを設置するとか、新しい車椅子を買うとかいった形で。

具体的なニーズに加え、大切なのは幅広い人脈作りだ。サイト頼みではダメだとフリッカーは言う。電子メールやフェイスブックを活用し、資金提供の輪を広げるのだ。

ブレーフォーグルはフェイスブックで5000人ものファンと「友達」になっていたからこれを活用することができた。だが専門家によれば、友人たちに口コミで情報を広げてもらうのも効果的だ。

クラブや教会や学校の仲間でもいい。「たくさんの人々がつながっているネットワークを利用するんだ」とラトサ・ヘルピング・ハンズのケニーは言う。

カギとなるのは顔見知りの支援

「クラウドファンディングは百万単位の人々から資金提供を受ける場にはなり得ない。通常、寄付に応じた人の80%は見知らぬ人ではなく何らかの形で知っている人々だ。人々を大きく活動的な人の輪に取り込んでいくのがカギだ」とギブフォワードのオースティンは言う。

 まずは親しい友人や家族から始めて運動を加速させるのがいいとオースティンは言う。

「あとは、1度頼んだだけで寄付してもらえるとは限らないということを肝に銘じたほうがいい」と彼は言う。「3〜4回繰り返し頼まなければならないかも知れない」。また、100人のうち3〜4人が応じてくれたらいいほうで、粘り強く活動するのが大切だという。

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