フランスのマクロン大統領、議会選挙敗北の打撃 「革命」から「停滞」へ、国内外で発言力は低下へ

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中道勢力を結集したマクロン陣営は、大統領選挙では左派が統一候補の擁立に失敗しており、ルペン候補や新たな極右候補のゼムール氏に対抗するため、右派寄りの主張が目立った。大統領再選を受けて臨んだ今回の国民議会選挙では、左派寄りの官僚出身のボルヌ氏を新たな首相に任命し、より幅広い支持層の獲得を目指した。

だが、大統領選挙・国民議会選挙を通じて、マクロン陣営の政策は新味に欠け、マクロン大統領自身も積極的な選挙戦を展開することがなかった。マクロン大統領につきまとう「金持ち優遇」や「傲慢」といったイメージを払拭することができず、物価高による生活苦などの逆風も加わり、苦戦を強いられた。

国民連合との決選投票では敗北が目立つ

大統領選挙の決選投票では、極右大統領の誕生を阻止する反極右票や棄権票の増加が再選を後押ししたが、国民議会選挙の決選投票ではこうした勝利の方程式が当てはまらなかった。

小選挙区・二回投票制で行われる国民議会選挙は、中道路線を採るマクロン陣営に有利に働くとみられてきた。だが、アンサンブルと国民連合の候補が決選投票で対峙した108の選挙区のうち、半数以上の62選挙区で国民連合が勝利した。国民連合はフランスのユーロ離脱など極端な主張を封印し、政策の穏健化を進めてきたため、有権者の国民連合に対するアレルギーが薄れていることに加えて、マクロン大統領の不人気が投票結果に影響した。

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