ストレスで脳が誤作動「疲労時の甘いもの」に注意 ストレスは想像よりもはるかにカラダに悪い

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ストイックになる弊害は、他にもあります。1万人を見てきてわかったのですが、栄養素にこだわっている人に限って、むしろ栄養バランスが悪いことがあるのです。

どのくらいの栄養素を含んでいるかということは、生きていくうえでとても重要な“武器”になります。しかしながら、栄養が吸収され代謝されるのは、心が元気であって初めて正常に果たされます。いくら武器があっても、それを動かす人が元気でなければ本末転倒です。栄養素だけではなく、心を満たすことを先にしなければ、ストレスによりカラダの代謝がスムーズにいかなくなったり、ストレスで栄養が消耗しやすくなったり、暴飲暴食して無駄なエネルギーを摂り過ぎてしまったり、いいことが1つもありません。

メタボ指導の際、私はクライアントさんに、「これまでは好きなものを好きなだけ、食べていたかもしれません。でもこれからは、カラダのための食事と“2本柱で”いきましょうね」という話をしています。つまり、「好きなものを完全にシャットアウトしてください」とは言わないということ。

余計な頑張りをしているなら、今すぐ卒業する必要があります。ストイックとストレスは無理のない程度にほどほどに、効果的に続けることさえ意識すれば、今よりもっと幸せに続けられるはずです。

空腹のストレスを回避する2つの言葉

ダイエットの成功には、適度な空腹感が重要です。空腹感を無理なく心地よく感じるようになるためには、少し時間が必要な人もいます。

そんな空腹のストレスを回避するに有効なのが、次の2つの“魔法の言葉”です。

「これなら食べていい」

「食べたらリセットすればいい」

実際にこの2つの言葉で、私の食べ方は格段に変わりました。クライアントさんたちも大勢が、この2つの言葉で救われています。

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