「心が折れない子供」を育てる上で欠かせぬ4要素 4つの因子が整えば、人は幸福になれるはずだ

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私たち夫婦は、子育てをしながらいつもその4つの因子について話をしていました。そして私自身、その4つの因子を意識しながら子育てをするようになりました。

では、ここで4つの因子を簡単に説明しておきましょう。

幸福感を高める4つの因子

【第1因子】:「やってみよう!」因子

自己実現と成長の因子と呼んでいます。

夢や目標を持ち、それを実現させるために学ぼう、成長しようとしていることが幸福度を高めると考えています。

子育てにおいては、親も子も夢や目標を持ち、「やってみよう!」という気持ちがわいてくるような習慣が大切です。

【第2因子】:「ありがとう!」因子

つながりと感謝の因子と呼んでいます。

家族や友達、周囲の人を喜ばせることや、愛情を感じること、感謝の気持ちを持つことなど、他者とのつながりが幸福度を高めます。

子育てでは、他者とのつながり、「ありがとう!」と思えるような習慣が大切になります。

【第3因子】:「なんとかなる!」因子

前向きと楽観の因子と呼んでいます。

楽観的で前向きでいることが自己受容(よいところも悪いところも好き、前向きであること)を高め、失敗や不安を引きずらないようになります。子育てでは、思いどおりにならなくても「なんとかなる!」と思えるような習慣を大切にします。

【第4因子】:「ありのままに!」因子

独立と自分らしさの因子です。

他人と自分を比較することなく、自分らしくいられる人は幸せを感じやすいことがわかっています。子育てでは、自分らしく「ありのままに!」でいいんだよ、と思えるような習慣を心がけることが大切です。

(外部配信先ではグラフや図などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

この4つの因子がバランスよく整っていると、幸福感が高い状態となります。

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