30日で心が強くなる「齋藤式」言葉のレッスン 「支える言葉」を持たないと心は簡単に折れる
どんな技術でも30日間あればかなり上達するように、心も強くすることができます。そこで本書では、心を支え、強くするのに役立つ言葉30個を選びました。
まずはこの30個を心に刻んでほしい、と厳選した言葉たちです。一日一言身につける30日間のレッスン形式にしていますから、ぜひ取り組んで、自分のものとしていただければと思います。
マンガなどでは一話終わるごとに味方が増えていくというのがよくありますが、そんなイメージを持って取り組んでみてください。
30日のレッスンが終わった頃には、30人の屈強な精神力の持ち主が味方になってくれています。なんと心強いことでしょうか。
「30日の言葉のレッスン」から一部を紹介
●周りの評価を気にして疲れてしまったとき
『水木サンの幸福論』(水木しげる・著 日本経済新聞社)より
「なまけ者になりなさい。」は、水木しげるの代表的な言葉であり、「幸福の七カ条」のうちのひとつ。
自分の好奇心を優先し、主体的に見つけた課題に対してだけエネルギーを投入していく生き方というのは、一見「不真面目」かもしれません。でも、そうやってエネルギーを一気にそそいで行うから、大きな仕事ができるのです。
とはいえ、ときにつらいと感じることもあるでしょう。自分の好きな道に進んでいても、なかなか評価してもらえない、努力に見合う収入につながらないことはよくあります。だから、ときどきはなまけることが必要だと言います。そうしなければ、乗り越えるパワーが湧いてきません。
とくに中年期以降は愉快になまけるべきなのです。
この「なまけ術」が、水木しげるさんの長寿の秘訣だったのではないでしょうか。
●誰も自分をわかってくれないと感じたとき
「詠草二 和歌」(京都国立博物館蔵)より
自分がやっていることを誰も理解してくれないと感じると、つらいものです。
しかし、「自分だけは知っている」と思えば、そうつらくもなくなります。
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