いじめを文集に書いた息子が学校に受けた仕打ち 親子で大丈夫と思えるためにすべきこと

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20年に渡り不登校の子どもや親を見続けてきた中尾さんが、不登校で悩む親へ向けて伝えたい思いとは(写真:Yokohama Photo Base/PIXTA)

かつては不登校の子を持つ親として、その後は不登校の子どもや親を支援する団体「結空間」(大阪府富田林市)の代表として、20年に渡り、不登校を見続けてきた中尾安余さん。

「不登校でつらい思いをする子どもと親の苦しみの根本は変わっていない」と言う中尾さんに、わが子の不登校とどう向き合い、何に救われたのか。そして今、不登校で悩む親へ向けて伝えたい思いとは。中尾さん自身の20年を振り返りつつ、お話をうかがいました。

2人のお子さんが不登校に

――中尾さんの2人のお子さんも不登校を経験されたとうかがいました。経緯を教えてください。

当記事は不登校新聞の提供記事です

息子はひどいいじめにあい、学校へ行けなくなりました。幼稚園のときから近所の子どもたちから、いじりというか、いじめというか、からかわれるようなことを、ずっと受けていました。息子が小柄だったせいもあったのかと思いますが、それは小学校へ上がっても続きました。

息子が小学4年生のとき、学校へ行きしぶるようになりました。当時は息子を車に乗せて無理やり登校させるということもしていました。息子は教室へ行き、学校できちんと1日すごして帰宅するのですが、かなりの無理をさせてしまったと思います。今思い出すと、自分の無理解さに身を切られる思いがします。

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