乃木坂46、世代交代進む過渡期アイドルの近未来 選抜メンバーから見る乃木坂46の今とこれから
乃木坂46ファンは、さぞ興奮・驚嘆・狂喜・感涙したことでしょう。
5月14、15日に、横浜・日産スタジアムでCDデビューから10周年を記念する「10th Year Birthday Live」を開催した彼女たち。
その初日には、生駒里奈、伊藤万理華、2日目には、西野七瀬、白石麻衣、生田絵梨花、高山一実、松村沙友理というグループ史上屈指の人気を誇った卒業メンバーがサプライズ出演を飾ったのですから。特に2日目のアンコールで上記の5人がステージ上で並んだのは3年3カ月ぶり、ファンにとっては正に“エモい”光景だったのでは?
しかし一方で、その圧倒的な存在感ゆえに、抜けた穴の大きさも改めて感じさせた面も否めないところです。そこで今回は、乃木坂46の選抜メンバー制度をひもとくと共に、その“穴埋め”という部分に着目してみたいと思います。
“選抜”という名の悲喜こもごも
乃木坂46は、デビュー以来これまでに29作のシングルをリリースしてきました。そのシングルの標題曲をレコーディング、及びテレビの歌番組などでパフォーマンスするメンバーは、“選抜”という名でその都度選出。 “選抜”から漏れたメンバーは、“アンダー”と呼ばれるポジションで実質、別行動をとるシステムとなっています。
乃木坂46の先輩格であるAKB48グループでもこの“選抜”システムを導入。但し、AKBの場合は公式ファンクラブ入会者及び、CDに封入された投票券による“選抜総選挙”を開催。フジテレビ系列で生放送されていたので、ご記憶されている方も多いでしょう。この“総選挙”で見事1位となったメンバーが、その後発売されるシングル標題曲の“センター”となり、上位20位ほどまでがレコーディング&パフォーマンスに参加するという形。大所帯グループ故に取られた方式ですね。
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