夫婦関係の満足度「40~50代」でいったん下がる訳 コロナ禍の生活が夫婦関係に及ぼした影響
(注)満足度が「上がった」「下がった」の差は、小数点第2位以下を含めた数値で算出しているため、数値にずれが生じる場合がある。兼業主婦は、家事・育児などの主婦業に加え、パートタイムなどで働いている人のこと
専業主婦世帯で溜まるストレス
一方、専業主婦世帯では、夫の在宅時間が増えることで、妻は負担を感じやすくなる。「コロナ感染拡大の影響による変化」について尋ねたところ、専業主婦世帯の妻は「家事・育児の時間」「心理的ストレス」「身体的疲労感」の増加割合が高い。
一人で過ごす時間が減るなかで、増加した家事・育児をこなすストレスが溜まり、身体的にも疲れることで満足度が下がったと考えられる。さらに、共働き世帯は、夫・妻共に相手への理解度や納得度の項目が上がる人の割合が多いのに対し、専業主婦世帯では、妻の家事分担に対する納得度、および育児分担に対する納得度は下がる人の割合が多く、配偶者への好感度も下がるという結果もでている。
コロナ禍でも満足度が上がった夫婦は普段、どんな生活(行動)をしているのだろうか。満足度が「上がった人」と「下がった人」の行動を比較し、考察していきたい。
夫も妻も満足度が上がった人のほうが、ほぼ毎日、「1時間以上の夫婦での会話」や「配偶者に感謝の気持ちを伝える」ことをしている傾向がみられた。
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