夫婦関係の満足度「40~50代」でいったん下がる訳 コロナ禍の生活が夫婦関係に及ぼした影響

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また、満足度が上がった妻のほうが、ほぼ毎日、「配偶者は家事・育児をする」や「夫婦二人で同じ部屋で一緒に寝る」という頻度が高いこともわかる。これらは満足度が下がる傾向にあった専業主婦世帯でも同じ結果になった。

同じ部屋で寝るという夫婦は?

背景には、日常的なコミュニケーションの重要性がある。コロナ禍では就業形態にかかわらず、家族以外の他者と接する機会が減り、家族と顔を合わせる機会が増えるはずだ。不安や変化が多い世の中で、ストレスが溜まりやすくなった人も少なくないだろう。

その状況下で夫婦間の会話を増やしたり、話し合って家事育児を分担したりするなどして、日常的にコミュニケーションの量を増やしていく。加えて、ポジティブな感情を互いにアウトプットし合うことが、よりよい夫婦関係の構築と満足度の向上に関係している。

もちろん、関係構築ができている夫婦だから、そのようなコミュニケーションができるといった見方もできるが、関係構築とコミュニケーションの関係性は見えており、まずはそれを意識してみてもいいだろう。

コロナ禍が日常になりつつある今、置かれた立場によって夫婦関係の満足度は変わる。しかし、満足度が下がりやすい状況でも、日頃のコミュニケーションを大切にして、価値観をすり合わせる努力をすれば、よりより夫婦関係を維持しやすくなるはずだ。夫婦の時間が増えるwithコロナの時代、相手と向き合い理解し合うことで、夫婦関係はより強いものとなるだろう。

リクルートブライダル総研
Recruit Bridal Souken

結婚情報誌サービス『ゼクシィ』を企画運営する株式会社リクルートマーケティングパートナーズにおける調査・研究機関。恋愛・婚活・結婚・結婚式・家庭生活に関する調査・研究、未来への提言を通じて、マーケットの発展に貢献することを目的として活動している。

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