読み方にも秘訣、東大生推薦「勉強になる漫画」3選 「学問とは無縁」という考えは大きな間違い

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実は東大の入試問題も、社会と結びついて問題が作られています。物理ではボードゲーム のジェンガの摩擦を求める問題が出たり、数学ではブラックジャックの確率を求める問題が出たり、地理ではシャッター通り商店街がなぜ生まれるのかを問う問題が出ていたりします。

これは、東大が「机の上だけの勉強」ではなく、「社会や日常生活とつながる勉強」を推奨しているからだと思います。そしてそのための「学びに向かう姿勢」を教えてくれるのが、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』だと言えるのではないでしょうか。

ぜひ皆さん読んでみてください!

無機質だった教科書が違って見えてくる

②日露戦争後の空気感がわかる『ゴールデンカムイ』

日露戦争後の北海道を舞台に、戦争帰りの屯田兵たちやアイヌ民族や新撰組の生き残りを巻き込んで、しっちゃかめっちゃかな戦いが繰り広げられる漫画、『ゴールデンカムイ』。この漫画を読むと、その当時の人々の空気感がわかります。

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漫画というのは、「空気」を知ることができるところに価値があります。

歴史の教科書を読んでいても、無機質に書かれた一文一文の連なりとして見てしまったらあまり面白いとは感じられません。でもその時代の空気感なんかがわかると、教科書が違った側面を見せてくれることがあります。

例えば、この漫画を読んだ後で日本史の「日露戦争で日本が賠償金を取れず、日比谷焼き討ち事件が起こった」という記述を読むと、その一文に秘められた当時の人たちの想いが理解できます。

この漫画では直接的に日露戦争とその講和条約が描かれているわけではないのですが、しかし当時の民衆の「あんなに頑張って戦ったのに、どうして」という思いが理解できるようになります。日露戦争だけではなく、この漫画では北海道の開拓やアイヌ民族の生活やそこに生きる人々の価値観も描かれていて、アイヌや北海道の歴史も彩りを持って理解できるようになります。

『ゴールデンカムイ』を読めば、勉強が面白くなって、そして理解しやすくなるわけです。

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