丸紅、2014年度当期利益は半減へ 原油急落・穀物子会社不振で
[東京 26日 ロイター] - 丸紅<8002.T>は26日、2015年3月期の連結当期利益予想(国際会計基準)について、従来予想の2200億円から1100億円に下方修正したと発表した。原油価格急落に加え、過去最大の買収案件となった米穀物会社ガビロン社の業績が振るわず、1200億円の減損損失を計上することによる。
減損(税効果によるプラス要因400億円含む)の内訳は、1)北海油ガス鉱区で600億円、2)その他油ガス鉱区で350億円、3)チリ銅事業で100億円、4)豪州石炭事業で50億円、5)ガビロン社で500億円──となっている。年間配当金予想は1株当たり26円で据置く。
同日午後会見した国分文也社長は、原油価格急落について「(1バレル当たり)45ドルを割ってくる事態は想定していなかった」と述べた。ただ、減損計上により「来年度以降の懸念は一掃したと考えている」と強調した。
15年度に当期利益2500億円から3000億円と掲げた中期経営計画の目標達成は、「現在の資源価格が続いた場合は、現実厳しい。2000億円の水準を視野に入れて精査している。(中計の)目標達成は1、2年後ろ倒しせざるを得ない」と述べた。
<米穀物ガビロン、相乗効果に遅れ>
13年7月に27億米ドルで買収したガビロン社の減損について国分社長は「ガビロンを含めて米国に穀物会社が(グループに)3社ある。シナジーが相当出てくると織り込んだが、当初予定のスピード感で進んでいない」と説明。「ガビロンの追加損失はないと相当の確度で言える」と述べた。
大幅下方修正に伴い、役員報酬については、朝田照男会長と国分社長が2月から2カ月間は半減とし、15年度は全役員で約3割減とする。
*内容を追加しました。
(浜田健太郎)
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