人が最期に遺すべきは「財」「事業」「人」だけなのか 良い影響を遺すために必要なのは「生きざま」
私が田口さんに初めてお会いしたのは1995年のこと。この話を聞いて「なんてカッコいい生き方だ。私も田口先生のように生きてみたい!」と思いました。そして「田口先生のようにコンサルタントとして人々の役に立ちたい」と考え、その後、会社を辞めて独立開業しました。
現在、田口さんは「財」を遺そうとしています。しかし、とうの昔に私たちに強烈な「生きざま」を遺してくれました。田口さんは、改めてさらに別の何かを遺す必要はないように思います。
良い生き方をすれば良い影響を遺せる
以下は、3人の活動・行動を見た私の感想です。
まず、味香さんと田口さんは、この世に何かを遺そうと強く願っています。何かを遺したいというのは、人間の根源的な欲求なのだと改めて認識しました。
味香さんは、「つながり」を遺そうとしています。新倉さんと田口さんは、「生きざま」を遺してくれました。白彦基が言った「財」「事業」「人」だけでなく、人が後世に遺すものは、いろいろとあるようです。この中で何が上か下かは、私にはよくわかりません。
新倉さんと田口さんは、意図して何かを遺そうとしなくても、大きなものを確実に遺してくれました。信念を持って良い生き方をしていれば、自然に良い影響を後世に遺せるということでしょう。
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