阿部サダヲ、劇団の仲間に「恥ずかしい」と思う訳 今や演技より「稽古初日のジャージ」が気になる
「人と同じに見られたくない」のは昔から変わらない
──そのライブ感の中で積み重ねてきたスタイルが、いまの「阿部さんにしか出せない」味わいでありほかの人とは違う独自のカッコよさかと思うのですが。
阿部:そう言っていただけるとうれしいですね。僕もずっと思っていたというか。やはり(みんなと)一緒じゃつまらないというか。洋服でもそうですけど、人と同じに見られたくないっていうのがすごく昔からあったので。学生のときからそうだったので、そこは変わらないのかもしれないです。マインドはずっと同じ。
──そんな阿部サダヲ流を貫いた先の理想的な老後とかありますか。死に至る部分とか急に今回の作品に結びつけちゃってごめんなさい。
阿部:やはり歳をとると1カ月とか長い期間、舞台に立つことは難しいとは思いますけど、できる限り役者を続けていきたいですね。森光子さんみたいに80代後半になっても舞台の上で転がっていられたらいいけど。頑張ります!(笑)
(文/岡本ハナ 写真/平郡政宏
スタイリング/チヨ〈コラソン〉 ヘアメイク/中山知美)
待機作のひとつである主演映画『死刑にいたる病』(2022年5月6日)では、連続殺人鬼役を怪演。どんな役柄でも見事に演じ切るその様は、実力と個性を兼ね備えた唯一無二の俳優として揺るがないものに。ほかにも、NHK土曜ドラマ『空白を満たしなさい』(2022年6月25日スタート)、主演映画『アイ・アム まきもと』(2022年9月30日公開)を控える。
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