「双子パンダ」観覧抽選24倍の日も、狙い目はいつ? 室内と外でかなり違う「観覧ポイント」を解説

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それでは現在、シンシンと双子の母子3頭はどうすれば観覧できるのだろう。コロナ禍による約2カ月の休園を経て、観覧が再開されたのは3月25日。その日から5月6日までの間で最大の倍率は、日曜日となる4月10日の24倍だったことが分かった。

平日なら5倍の日もあるが、土日はいずれも20倍前後。1日に観覧できる人数は、4月3日まで最大2800人、4月5日から最大4400人に増えたが、相変わらず狭き門だ。そこで抽選に応募する際と観覧する際のポイントや注意点を紹介しよう。なお、内容は4月時点であり、観覧方法などは今後、変わる可能性もある。

午前のほうが倍率が高い傾向

■上野動物園のジャイアントパンダ母子3頭の観覧抽選倍率

(注)抽選倍率は1日の全時間帯の平均 (出所)上野動物園の資料を基に筆者作成

まず、応募の際は入園時間を選ぶことができる。上野動物園によると、午前のほうが高い倍率となる傾向にある。実際、筆者はこれまで全ての日に応募して、午前で当選したのは3月25日の1日だけ(4月27日時点)。午後は複数の日で当選した。

なぜ午前が人気かというと、(1)パンダが外の運動場に出ている確率が高い、(2)早く入園できる――のが要因だ。

(1)については、パンダは暑さが苦手なので、今の時期は、早い時間に外に出て、暑くなるお昼ごろに室内に入ることが高い。もっと暑くなれば、冷房のきいた室内で朝からずっと過ごす日が増えるだろう。

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