レンタカーより楽しい、「沖縄路線バス」の世界 路線図を見ていると「ちむどんどん」してくる?

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路線バスで沖縄を旅するのはレンタカーとは違う楽しさがある=2019年(編集部撮影)
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沖縄を県外の観光客が旅をしようと思うと交通機関は何を使うだろうか。那覇のモノレール以外に鉄道はないため、恐らくレンタカーが主であろう。

実際、沖縄県の「平成29年度観光統計実態調査」によると、

・レンタカー:58.5%
・モノレール:26.6%
・観光バス:13.7%
・路線バス:10.5%
(他の項目もあり、計100%を超えるのは重複もあると思われる)

という結果が出ている。利便性からいえばどこでも自由に訪れることができるレンタカーが使い勝手もいいし、内地に比べて割安でもある。

けれども、あえて路線バスの楽しさを紹介したい。

無料の「バスマップ」がすごい

私が沖縄の路線バスの魅力に気がついたのは2010年の3月だった。

那覇空港の観光案内所で無料のバスマップをたまたま手に取った。2冊構成で本島や離島の路線図、系統やバス停などが緻密かつ正確に記されている。これが無料でいいのかと思うほど優れた冊子だった。レンタカー移動を考えていたのだが、これを活用しない手はないと思った。結果、那覇から路線バスや村営バスを利用して沖縄本島最北端の辺戸岬までたどり着いた。

時は経ち、ここ2年はコロナ禍で人々の生活様式が変わってしまった。私はJリーグ観戦を趣味としており、ジェフユナイテッド市原・千葉を応援している。昨年2021年の11月と今年の2月、アウェーFC琉球戦のため沖縄に向かった。11月はコロナ第5波が落ち着いた頃だったが、今年早々沖縄から第6波が始まった。遠征は控えるべきかと思案していたが、2月後半には「まん防」も解除されアウェー席が設置、訪れることができた。

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