「投資を恐れる人」が見落としがちな3つの視点 「お金」「時間」「労力」「信用」という資産を投じる
時間は漫然と流れていくものではなく、将来のために投じる資産であると捉えて、大事に使わなければなりません。
自分にどれだけの時間が残されているか、考えてみてください。そして投資であれ転職であれ起業であれ、あなたが行動を起こすのはいつがベストでしょうか。5年後? 10年後? それとも今?
こうしている間にも、時間は気づかぬうちに過ぎていきます。
投資の手法をいくら学んでも、やらない人はやらない
これまでの経験から、人が行動を変えるには2つの段階があると思っています。一つは、情報。自分に適した手法や模範があれば、人は行動に移せます。それでも躊躇してしまう人に必要なのは、思考の転換です。考え方を変えて、心から納得しない限り、人は変化を拒んでしまいます。
私は投資で大儲けする方法や、オススメの投資信託などは書いていません。そういった「投資の教科書」はほかにいくらでもあるので、そちらを読んでください。いくら投資の手法を学んだところで、100パーセント成功する方法など存在しませんから、わずかなリスクでも躊躇してしまう人の役には立たないでしょう。
人間は本能的に変化を恐れます。心理学で「自己保存」などといわれるように、失敗のリスクを恐れて自分を守ろうとするのは生物として自然なことです。ですから今、あなたが変化を躊躇しているとしても、何も不思議なことではありません。
それでもなお、あなたが「変わりたい」「変えなきゃ」と思うのならば、変化への恐怖の一線を越える瞬間が、どこかで必要になります。だから、リスクを正しく評価して、リスクをとってリターンを得る「投資家思考」を持ってほしいのです。
いくら現状維持を望んだとしても、世の中は絶えず変化し続けています。仏教で「諸行無常」と表現される、この世の真理です。生物学的にも、人の細胞はつねに生まれ変わり、あなたも私も変化し続けています。時計を見れば針はいつも前に進んでいます。
変化は本能的に怖いものですが、変化なしに人生が進むことはありえません。当たり前のことなのです。ならば追い込まれてやむなく変化を強制されるより、自ら変化するリスクを選びとっていきたいと私は思います。
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