4月前半なのに東北で30℃超「夏の暑さ」になった訳 東北で全国初の真夏日、東京で今年初の夏日
4月前半とは思えないような暑さに見舞われた日本列島。4月10日には東京で26.8℃を観測し、今年初めて最高気温25℃以上の夏日になりました。
そして、翌4月11日には岩手県で最高気温30℃以上の真夏日を観測。全国で今年初めての真夏日です。
4月にもかかわらず初夏を通り越して夏のような暑さになった理由、そして注意点や今後の見通しを解説します。
岩手では桜開花の前に真夏日に
4月10日は、全国に気温が上がり、335地点で25℃以上の夏日が続出しました。
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オレンジ色の地点が25℃以上になったところで、東北から沖縄で観測されています。最も気温が上がったのは、加計(広島県)29.0℃でした。
翌4月11日は、岩手県の6地点(宮古、山田、釜石、小本、岩泉、久慈)で最高気温30℃以上、岩手では桜の開花が発表される前に真夏日が観測されたのです。そして、東北から沖縄の254地点で夏日になりました。
赤色の地点が30℃以上になったところです。岩手県の中でも、特に沿岸で気温が高くなったことがわかります。
全国でいちばん高い気温になったのは、宮古(岩手県)31.0℃でした。宮古では観測史上最も早い真夏日で、4月としては歴代2番目の高さです。昨年、宮古で初めて真夏日になったのは6月11日だったので、今年は2カ月も早いのです。
そのほかの5地点(山田、釜石、小本、岩泉、久慈、いずれも岩手県)も、4月としては記録的な暑さになりました。
さらに、4月12日には神岡(岐阜県)で30.5℃を観測して真夏日に。東京は25.6℃で、今年2回目の夏日になりました。
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